初心に帰る

来院してくださる患者さんたちのなかでも、本気でスポーツをしている中学生、高校生たちはトレーニングへの情熱がすごいです。

自分から貪欲に成長を望む姿に大きな伸びしろを感じます。強豪校だけでなく、どこもこんな子供たちばっかりになれば、日本のスポーツの将来は明るいですね。

お父さんやお母さんも一生懸命です。自分も全力でお手伝いします。

 

今日来院してくれた高校生はケガの固定やリハビリはもちろんのこと、「もっと動ける体にするためにはどうしたらいいか」を自分から真剣に聞いてきました。

はたして自分が高校時分のときにこんなにしっかりしていたかを考えると、すこしはずかしかった。正直驚きを禁じえなかった。

今日も本当にたくさんのスポーツ少年たちがきてくれましたが、小学生から高校生まで彼らのモチベーションの高さに心打たれました。

 

同時に、やはり施術者も患者と一緒にトレーニングに取り組む大切さを痛感しました。

自分が勧めたメニューが、相手にとって毒にも薬にもなるわけですからね。

彼らがけがをしないように、もっともっといいパフォーマンスができるように、自分も勉強と修練が欠かせません。

 

 

彩り鍼灸整骨院ではスポーツ障害、慢性の肩こり、腰痛、関係なくトレーニングとストレッチを勧めています。下は小学生から、上は90歳が近い高齢者にも、トレーニングを勧めています。

何歳になっても、どんな状態でも、大事なのはとにかくなんらかの形で体を使うことです。できる範囲でですけどね。

なぜなら、体の不動はまず血液の循環が落ちます。循環が落ちると栄養が回らなくなるので骨も筋も弱ります。骨や筋が弱ると支えが効かなくなるので姿勢が悪くなります。

姿勢が悪くなると様々な症状、疾患で出てきます。

痛みやこりに代表される運動器だけでなく、呼吸、循環、代謝、あらゆる体の機能に変調が起こります。我々のなかではそういった状態を「体がゆがむ」と表現するひともいます。つまり、ゆがみは最終的にはトレーニングでしか治らないと、自分は思います。

 

 

患部を揉んで、物療して、鍼して治るならそうします。恥ずかしい話ですが昔務めていた治療院では自分もそういうスタイルでした。

でもせっかくゆるめても院を出るころ患者さんの姿勢が崩れているようでは、何度でも再発すると思います。

うちに通うほど姿勢がよくなっていく。心も体も楽になっていく。元気になっていく。

その幸せがいろんなところに広がっていく。

そんな治療院にしたい、いつまでもそうありたい。そう思います。